食品輸送の第一人者として、果汁、アルコール、液体甘味料、食酢などを運搬しているオークリー社は配送後のタンカーの洗浄・殺菌にサニタリーポンプで有名なブランドを長年使用していましたが、輸送する製品の酸性度や粘性、タンカーの洗浄に使われる洗剤を考慮すると、ポンプシールの寿命はせいぜい6カ月、酢専用のタンカーでは、シールの寿命はわずか2週間程度でした。
タンクローリーのダウンタイムにかかる費用は、控えめに見ても1日2,000ドル以上と言われています。シールの問題で頻繁にダウンタイムが発生することは、避けられない負担として受け入れていました。
UNIBLOCの容積式ロータリーローブポンプは、耐腐食性に優れ、空運転しても燃え尽きない独自の複合材料で作られたOリップシャフトシールを備えており、試運転の成功後、3年かけてオークリー社のニーズに合わせてポンプをカスタマイズしていきました。
現在、オークリーの食品用タンカーでは、400台以上のUNIBLOCのポンプが稼働しています。ポンプサービスの故障依頼は以前より20%減少しました。
以前とは異なり、ポンプ全体の故障はなく、長寿命のシールのおかげでダウンタイムが減り、修理費も削減されました。その信頼性がオークリーの収益性向上に役立っています。
